【もし、琉球と関係が深い国々でお泊り会をしたら】~現代編
「きーくーさーんー…もう眠い…」
「おやおや。もうこんな時間ですか」
「もう寝ないと明日に響くあるな」
「えー!まだこのゲームクリアしてないんだぞ!」
「また明日すればいいじゃないですか。良ければお貸ししますよ」
「ちぇー、わかったんだぞ」
「では、お布団敷いてきますね」
「うん…」
「うんじゃないですよ。貴女も手伝ってください」
「えー!」
「当たり前でしょう。貴女はお客様じゃないんですから」
「ぬー、にーに、菊さんがケチ!」
「おーよしよしある。いいあるよ、布団くらい自分で敷くよろし」
「王さん、あまり甘やかさないでください…」
「俺も別にそれでいいんだぞ!というか、琉球の布団に入ればいいしね」
「へ?」
「おめぇ何言ってるあるか!!」
「そうよ誰があんたなんかと!!本当は同じ屋根の下、いえ同じ星にいるだけでも耐えられないのに…!」
「なんだい3人して!いいじゃないか~一緒に寝るくらい」
「いいわけないでしょう…」
「その通りある!琉球は我と一緒に寝るある!ね、琉球~久々ににーにが昔話してやるよー」
「う、遠慮する…」
「王さんまで…」
「菊はずるいんだぞ。いっつも琉球と一緒に寝て」
「いや、寝てませんから」
「へ!?寝てないのかい?!夫婦別室!!?」
「そんなに驚くことですか」
「だって、君、そんなのありえないんだぞ…」
「私のほうが早起きですしね。起こすのはさすがに可哀想かと」
「それはますます退けないある!琉球はまだ子どもあるよ!そんなの寂しいある!」
「にーに…わんはもう子どもという年齢じゃ…」
「我から見れば十分子どもある」
「…確かに」
「なんだい、ようするに俺と王と琉球で寝れば解決なんじゃないかい?」
「それだけはダメです!!」
「絶対嫌!!」
「えー」
(アルフレッドさんと王さんだなんて、飢えた狼の檻に兎を放り込むようなもんじゃないですか…!)
「ていうか、夫婦別室なのはわんがお願いしたの」
「そうなのかい!?」
「菊が嫌いあるか!?だったらにーにのとこくるよろし!」
「いや、そうじゃなくて…ていうかどっちも嫌だから。菊さんと寝たら、また知らない間に書類にサインさせられてそうで…」
「おや、あれは貴女が自らお書きになったではありませんか」
「餓死寸前に刀向けて無理やり手にペンを持たせて書かせたあれを自発といいますか」
「菊…そんなことしたのかい…」
「というわけで、一人で寝るから。いい?絶対入ってこないでよ。もし入ってきたら、その人で次の新刊…総受鬼畜R18本出すから」
「わ、わかったんだぞ…」
「…了…」
「あ、湾ちゃんが風呂から上がってきたら部屋に入ってもいいよって伝えてー」
ピシャ
「うああああ琉球がああ我のかわいい琉球がああああああ!!」
「君のせいなんぞ!!」
(琉球…覚えといてください)
そして朝まで嘆く二人をなだめることになった菊であった。
おわり