地の思考

大好きな人の旅立ちはいつだって

嬉しい反面　寂しくて

自分勝手な僕は　憎しみが強くて




あんなに、あんなに、弱かったのに

あんなに、あんなに、縋ってたのに


時は流れ人に出会い　着実に変わっていった

僕はそれをただ　見守ることしか出来なくて




――それでも、




僕は君を　手放そうとは思わない

絶対に思わない



憎いのは　大好きな証だから

それを拭おうとか思ったりしない



ただ、少しだけ　泣かせて

今だけでいい　泣かせて欲しい

きっと迎えに行くから

これからも　きっと



前に行くなら、その前で

後ろに行くなら、その後ろで

上に行くなら、その上で

下に行くなら、その下で


きっときっと、待っているから

だからどうか　笑わないで

僕が泣くんだから　君も泣いて当然だろ？　



いいんだ、



他の奴等は　悪魔みたいだって言うけど

僕はそうしたいんだ


何よりも、誰よりも、君よりも―



自分のことが大切だから

水の思考

大好きな人の旅立ちはいつだって

嬉しい反面　寂しくて

自分勝手な僕は　寂しさが強くて




あんなに、あんなに、弱かったのに

あんなに、あんなに、縋ってたのに


時は流れ人に出会い　着実に変わっていった

僕はそれをただ　見守ることしか出来なくて




――それでも、




僕は君を　殺そうとは思わない

絶対に思わない



寂しいのは　大好きな証だから

それを拭おうとか思ったりしない



ただ、少しだけ　泣かせて

今だけでいい　泣かせて欲しい

きっと護るから

これからも　きっと



前に行くなら、その後ろで

後ろに行くなら、その前で

上に行くなら、その下で

下に行くなら、その上で


きっときっと、守っているから

だからどうか　泣かないで

僕が泣くからって　君が泣く必要は無いんだ



いいんだ、



他の奴等は　馬鹿みたいだって言うけど

僕はそうしたいんだ


何よりも、誰よりも、自分よりも―



君のことが大切だから

理想論≒綺麗事

幸せに生きて来た人の言葉なんて届かない


届くはずもない


そんな教科書みたいな言葉で 救われるわけがない





沢山沢山間違えて


沢山沢山傷ついて


沢山沢山苦しい思いをした人の言葉こそ





同じ言葉であったとしても







心に響くのだから

世界にとっては小さな存在でもいい、だけど

世界にとって　いなくては困る人間なんていない

学校にとって　いなくては困る生徒なんていない

近所にとって　いなくては困る隣人なんていない


気づいたらいて　気づけばいなくなってる

気づけばいなくなってて　気づけばいる


その、繰り返し



だからこそ求める


自分を求めてくれる存在を

自分を見つけてくれる貴方を

待ってる　待ってた


今なら言える　“待って良かった”

絶望で生きる意味を失った時　頑張って良かった

そう、言えるように―



私は生きるよ

そんなこと、って笑われたとしても




それが私の幸せだから